人気 Nikkan TR-133 1969年製トランペット MSボア アトリエカスタム

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Nikkan TR-133 1969年製トランペット MSボア アトリエカスタム

商品説明 ■MSボア(細管) ■4
YAMAHAとの合併直前の1969年製TR-133は1967年までNikkan NO.2として小中学校の吹奏楽用の備品楽器としてベストセラーを誇っていたモデルです。1967年よりYAMAHAのラインナップに加えられて、この1969年生はYAMAHAのシルキーモデルと同様の彫刻無しのベルを採用する最終タイプになります。基本的にはNO.2と同様の仕様ですがバルブケーシングが直線的な造形のツーピース、塗装もYAMAHAと同じウレタンラッカーに変更されましたが、ピストンバルブ本体、各スライドの仕様変更は有りません。
Nikkan "No.2"は1950年代、アメリカのシンフォニックオーケストラのトランペット奏者の標準器とまで言われていた"CONN 22B(New York Symphony)"を参考に開発されたようで、全体的なフォルム、特にバルブケーシングの前後位置やメインパイプの上下間隔はほぼ同じ仕様となっています。(当工房で所有の22Bと実際に差し替えて確認)
TR-133(No.2)は、YAMAHAが管楽器の製造販売をスタートする1966年以前の国産トランペットの代表的なモデルで、当時の日本の金管楽器の製造技術が想像以上に優秀であったことを伺わせるとても高精度な仕上がりです。当時はNikkan 以外にもかなり多くの国産メーカー製のトランペットが出回っていましたが、Nikkan以外は実際の演奏では使えないレベルのものばかりでした。
TR-133(No.2)は当時の学校の吹奏楽では標準的なトランペットですが、各学校への普及を最優先するために音程補正機能を省いて簡略な機能としていたため現在の吹奏楽やジャズオーケストラ等のアンサンブルに持ち込むにはかなり厳しいスペックです。
TR-133(NO.2)トランペットはオークションでもかなりの出品台数を見かけますが、ノーマルのままでは使い物になりません、特に初心者は手を出さないほうが無難です。また、製造が50年以上前になりますが、普及品で大量生産品なので骨董的な価値も有りません。
現在のバンドアンサンブルでは演奏時に音程を補正する機能が要求されますが、ノーマルのTR-133にはその機能がありません。また、現在主流のMLボアではなくMSボアの細管で、現代では特殊な管になります。
アトリエカスタム・Nikkan TR-133トランペットは現在ではピストンバルブタイプの市販として殆ど市中に出回らない、このMSボアの特殊な管をオーケストラやラージアンサンブルに持ち込んで違和感なく演奏できるように各種のカスタマイズを施しています。
同年の1964年の1年のみ製造販売された、Nikkan NO.2をベースにアップグレードしたプロフェッショナルモデル・トランペット"Nikkan NO.30"のスペックを再現すると同時に現代的な奏法にも対応できる機能を追加実装しました。
細管のNo.2は、とてもトランペットらしく明るく良く響きます。敢えて、細管の響きを求めている奏者にお奨めです。
吹奏感、音色とも55年前のトランペットとは信じられないレベルです。このカスタマイズは通常のリペア工房では加工困難な内容(手間が掛かり、加工精度も求められます)で、当工房オリジナルのカスタマイズで年間の製作本数も限られるものです。古い楽器を懐かしむための製品ではなく、貴重なMSボア器を現代のバンドアンサンブルに持ち込めるスペックを実装したものです。初心者の方には余りお勧めしません。(今となっては、とても個性的なトランペットです)

★カスタマイズ内容
■リードパイプをクルーク部まで伸長、チューニングスライドをリバース仕様にリビルド
細管特有の詰まったような吹奏感が抜けの良い吹奏感に変化。
■支柱をクルーク部に移設
適度な抵抗感でコントロール性、音のまとまりも向上。
■プレス製のウォーターキーをアマドタイプのスピットバルブに換装
学校備品のローコストパーツを機能的な高品質パーツに変更。
■フロント・ベルブレイスをバルブケーシング側に移動
ベルの振動支点が変わり、ベルフレア部がフリーになり響きの余韻と倍音の発生が増幅しました。
■3rdスライドをリバースにリビルド
演奏中のピッチ補正がまったくできずアンサンブルには持ち込めない残念な仕様をアップグレード。リバースに改造、しかもクルーク部分のみの抜き挿しが可能なので水分の排出も容易、スライド本体を2本の支柱で接合しているので高い剛性も確保しています。
■ピッチコントロール用のフィンガーリングを装着
アンサンブル(合奏)に持ち込むには演奏中にスライドを可変するための機能は欠かせません。安定した操作が可能なYAMAHA製パーツを使用。
■スライドストッパーを取り付け
3rdスライドの落下を防止します。
■1stスライドをリバースに改造、サドルタイプのサムフックを装着
演奏中のピッチコントロールが可能になります。現代のアンサンブル(合奏)に参加するには必須の機能です。
■ラッカー仕上げより、アンラッカー+ブラッシュドサテン加工+硫化皮膜仕上げに変更
ラッカー残存率が50%を下回ると、管体が剥き出しになった部分より腐食する可能性があり、予防するために残ったラッカーをケミカル処理で剥離し、ブラッシュドサテン(金属ブラシで引っかき傷を付けたような仕上がり)加工後、硫化被膜でコーティングしました。硫化被膜は空気中の硫黄分に金属表面が化学反応を起こし形成される塗膜でラッカー(合成樹脂)やメッキ(金属膜)による振動の制限がなくなり、管体本来の響きを発生します。

★出品内容
・日管TR-133(1969年製造) 本体

★コンディション
・スライド、ピストンバルブの気密性の劣化は殆どありません。
・凹みは補修済みですが、奏に影響しない程度の、凹み打痕は残っています。(写真、動画でご確認ください)
・改造、補修にともなうハンダ痕やラッカーの剥げがあります。
・スライド、ピストンバルブの作動性、気密性に問題はありません。
・カスタマイズ加工時にすべてのパーツを外し、超音波洗浄とピストンバルブとスライドはハンドラッピング(手作業による摺合せ)を実施しています。

★当工房では、詳細画像でダメージ箇所を含めて出来るだけ写真確認が取れるようにしています。
※詳細な画像が御覧になれるリンクです。

★持ち込みカスタマイズ大歓迎
学生時代にお世話になった、古いNikkanのトランペット、コルネットを現代的なアンサンブルにも参加可能なスペックにカスタマイズしてみませんか。本器の内容であれば25,000円でリモデリングが可能です。眠っている日管のトランペットが復活します。オークションで落札したジャンク器も蘇ります。過去のNikkanのカスタム事例を御覧ください。詳細な見積をいたしますので、こちらも「出品者への質問」でお問い合わせください。
こちらの商品案内は 「■@即売くん5.40■」 で作成されました。
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