日本陸軍-明治〇〇年改正雑嚢-新品未使用
日本製となります。
日本陸軍明治〇〇年改正雑嚢【改正型】の精密再現品です。
日露戦時の一連の視認性を下げるための塗装改正により、制式化された雑嚢となります。以下は改正雑嚢と呼ばせていただきます。戦場においての視認性を下げるため、金具が茶褐色に変更されたものとなります。また、この時代の被服や装具は戦時の合理性を模索のためか、大正期を隔たり昭和期や戦時中の特徴を有するのは面白い点で、本作も確認できた実物をもとにそれを再現しております。
改正雑嚢に関しての記載は少なく、純正型の次は大正三年制定雑嚢と思われがちですが、実は日露戦争時から二・二六事件前後の日本陸軍の主力雑嚢で、最も長く使用された雑嚢であると意外と存在が大きいものでした。二・二六の写真の雑嚢も大半こちらのものとなります。第一次世界大戦、満州事変、二・二六至ってのほか、
台湾軍も長らく使用しており、霧社事件の写真だけではなく後のご名物の昭和五年制定防暑衣にもこの雑嚢を使用したのを確認できます。
改正型は広義的な戦前の代表的な雑嚢で、
装備被服等の説明のお詳しい専門誌の”写真図説、日本陸軍歩兵教程”の時代の雑嚢でもございます。
この場を借りて写真資料提供してくださった作者様に心より感謝を申し上げます。

改正雑嚢の考証及び具体化の作品は本作が初めてだと思います。明治装備のみならず、大正期や昭和初期の紺色、各種カーキ色に至って、幅広くご活用いただける一点です。お手元の詰襟装備にもいかがでしょうか。

地質
被服ともに戦時色（三九式や四五式にみる〇赤〇褐色）に改正されたと思われた色を企画いたしました。こちらも’木角〇’皮汁染の呈する色となります。生地の色合いまで使い分けにこだわり、考証できた史実を極力形にいたしました。写真四の実物写真と現代の着装の例の写真とお比べいただければ幸いです。
金具
バックル等の金具は改正雑嚢の赤茶色に塗装となります。焼付塗装も日本国内の専門業者に発注しての規格製作特注品で軍需品に準ずる耐久性を持ち、すぐにはがれることがなく、堅固かつ綺麗です。
純正型と異なるベルトホックの留め具も考証できた史実通りに製作いたしました。
内部ホックは改正雑嚢において廃止されており、それにかけるものは別のところにかけられました。
革や縫製
力切等の革の部分は高質感追求で、厚みのある上質なイタリア産本牛革を使用しており、難易度の高い各細部重厚で複雑な手縫いをきれいに行っており、実物の縫製法にこだわっております。複雑な実物の手縫いを一針一針丁寧に再現されており、なかなかお目にかかれません。
細部の考証も極力行っており、その時代の検印の風合いも当方企画検印で再現しております。
野戦の実際の収納や日常的な使用等にお役に立つことができると思います。ザ軍装品よりも普段着のおしゃれグッズとしてもご活用いただけそうな一作でお手元の被服やおしゃれなアイテムにいかがでしょうか。
当方企画品はすべて当方オリジナル作品であり、中国や中国メーカーからのものではありません。中国製材料も完全不使用となります。

当方の出品写真を無断に盗用し、他のサイトや海外のサイトで数倍の価格で販売するものがいます。ダブ屋狙いのみならず、一点物で私が取り下げしたことも知らず、そのまま存在さえしないものを販売し続ける現象も確認しております。当方と一切関係ないもので、ご注意のほどよろしくお願いいたします。

★”雑嚢”以外の装備、写真や敷物はすべて参考用で付属いたしません。全国一律送料５２０円（レターパックプラス）にて、送付させていただきます。★
★入札代行の入札は遠慮させていただきます。ご注意ください。★
２０２３－６－２２発表